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勉強法

日商簿記2級に独学で合格する勉強方法、スケジュール、勉強時間について

Tatsuo

独学は無理?

このような問いかけにお答えし、独学で合格を狙っていく場合の勉強方法などについて紹介します。

最後までぜひご覧ください。

この記事を書いている私は、2022年6月に日商簿記2級を受験。

88点で合格しました。

ちなみに、私の日商簿記2級の勉強方法は、市販本とアプリ、オンライン講座です。

ネット試験を意識し日商簿記2級の対策を

商工会議所の検定試験のHPより引用

日商簿記2級、3級のネット試験が受験できるようになりました。

従来の6月、11月、2月の3回の統一試験(ペーパー試験)に加えて、2020年12月から可能となっております。

試験直後に合否がわかり、速やかに資格取得をされたい方に適しています。

また、合格率の観点から見てもネット試験の方が高いのでおすすめです。

参考:統一試験(会場受験・ペーパー試験)の合格率 商工会議所の検定試験のHPより引用
参考:ネット試験の合格率 商工会議所の検定試験のHPより引用

直近5回の統一試験での合格率の平均が20%を切るのに対して、ネット試験の合格率は平均しても40%を超えています。

またネット上の意見からも、ネット試験の方が施行してあまり期間が経っていないため、基礎的な問題が多いということが伺えます。

Tatsuo

短期合格を狙うなら、会場受験よりネット試験がおすすめです。

まだ開始からあまり時間が経っていないので合格率を統一試験と調整される(難化される)前の今がチャンスです。

ネット試験のお申し込みや詳細については、CBTSのサイトをご確認ください。

日商簿記2級の合格に必要な時間の目安

一般的に簿記2級の合格に必要な勉強時間は次の通りです。

  • 日商簿記3級合格者:250〜350時間
  • 簿記初学者:350〜500時間
  • 通信・スクールなどを利用:200〜250時間

私の場合、独学で約390時間(9〜10ヶ月)程度かかりました。

個人差はありますが、時間がかかる試験になります。

日商簿記2級に合格するためのスケジュールの立て方

終わりを思い描くことから始める

「7つの習慣」という本の一節に第2の習慣として「終わりを思い描くことから始める」とあります。

これはつまりゴール(試験日)から逆算してスケジュールを立てるということに置き換えることができます。

独学で学習する場合の一般的な勉強時間は約250時間から約350時間です。

例えば、以下のようなスケジュール感になります。

  • 1日に2時間勉強する場合→4ヶ月〜6ヶ月
  • 1日に1時間勉強する場合→8ヶ月〜11ヶ月

1日にどれくらい自分が勉強できるのかを逆算し、スケジュールを組みましょう。

1日にどれくらい学習できるかや理解度は人によって個人差はありますが、一般的には勉強時間の確保が重要になります。

勉強時間の作り方については仕事をしている人の場合は、朝早く起きて時間を作ってみたり、夜は残業をなるべくしないように仕事を効率的に進めて早く帰ったりして勉強時間を確保する必要があります。

また日商簿記2級については、範囲が広いので知識を定着させるためにも毎日継続して学習した方がいいです。無理なく毎日継続可能な時間を設定し、スケジュールを立てましょう。

スキマ時間を有効に活用しよう

また昼休みや往復の通勤時間などを活用したスキマ時間の勉強とても大事になってきます。

スキマ時間にも動画で学習したり、アプリで仕訳問題を解いたりし有効に活用しましょう。

日商簿記2級に合格するための勉強方法

インプットとアウトプットの黄金比率は3:7

インプット・アウトプットの黄金比率は3:7が一番効率的と「アウトプット大全」という本に書いてあります。コロンビア大学の実験でも検証されています。

つまり、勉強時間が250時間〜350時間かかる場合、

下記のようなスケジュール感になります。

  • 動画学習やテキストを読むインプット学習・・・75時間〜105時間
  • 問題集や過去問、仕訳を解くアウトプット学習・・・175時間〜245時間

インプットよりアウトプット中心の勉強を心がけましょう。

基本問題を抑える

日商簿記2級ネット試験は、基本的な問題が多いです。

奇問、珍問はあまり出ないため問題集やテキストの基本事項を押さえましょう。

問題集を解くとき難易度A(基本)~C(難しい)など分かれている場合は、難易度A(基本)の問題は確実に解けるようになるようなイメージです。

Tatsuo

基本問題を解けるようになるまで、問題集5周〜6周くらいかかりました・・・

学問に王道はありません。

模擬試験・予想問題集を解いてみる

ある程度基本問題が解けるようになれば、時間を測って模擬試験や予想問題にも取り組みましょう。

本番を意識した環境で問題に取り組みましょう。

TACの問題集などには、ネット試験用の模擬プログラムなどがついているので実際に自分のPCなどで本番に近い環境で問題を解くことができます。

合格点である70点を取れるようであれば、ネット試験(本試験)にチャレンジしてみるのもいいです。

日商簿記2級に合格するためのコツ

仕訳と工業簿記を得点源にする

日商簿記2級は、大問1に商業簿記の仕訳5問と大問4に工業簿記の仕訳3問があり、それぞれ4点の配点があります。仕訳問題だけで32点あるため、ここを満点を狙うことで合格点である70点にグッと近づきます。

また大問4、大問5の工業簿記で合計40点も配点があるため大きいです。

この工業簿記を得意にすることが、合格への近道といえます。

毎日コツコツ勉強をする

簿記は「慣れる」ことが重要なため、1日に長時間まとめて勉強するよりも毎日2〜3時間ずつ勉強するなど継続して勉強したほうがいいです。

日商簿記2級の場合、商業簿記、工業簿記と範囲が膨大なため勉強しない日が続いてしまうと知識が定着せず忘れてしまいます。

無理のないスケジュールを立てましょう。

最後まで諦めない

日商簿記2級は決して簡単な試験ではないので、勉強が上手く進まずイライラしてしまうこともあるかと思います。

私自身もバカだったため5回落ちて6回目で合格しました。

心が折れそうになる時もありましたが、繰り返し学習をしていくことで少しずつ知識が定着していきます。

基準となる勉強時間の250時間〜350時間に近づいた辺りから理解が進みだしました。

試験に何回も落ちる場合は、そもそもの勉強時間がどれくらいなのかも確認した方がいいでしょう。

根性論的なところはありますが、最後まで諦めないことが重要です。

Tatsuo

学問に王道なし

日商簿記2級に勉強する際の注意点

日商簿記2級を勉強する際の注意点は、自分に合ったテキストを選んでいるかです。

自分に合った適切な教材を選ぶことが合格への近道にもなります。

教材については、別記事にて解説しておりますのでぜひご覧ください。

また、日商簿記3級の知識が疎かになっていないか?ということも注意点です。

日商簿記2級については、3級の知識が前提となるので3級の知識が乏しいと勉強に苦しみます。

Tatsuo

私自身も3級に合格後、1年半以上ブランクがあった為苦労しました。

まとめ

日商簿記2級は、独学で合格することは簡単ではありませんし、おすすめしません。

  • 日商簿記3級合格者:250〜350時間
  • 簿記初学者:350〜500時間
  • 通信・スクールなどを利用:200〜250時間

ただ、正しい勉強スケジュールを立てて毎日コツコツ継続して勉強し理解を深めることができれば決して不可能ではありません。

  • 1日に2時間勉強する場合→4ヶ月〜6ヶ月
  • 1日に1時間勉強する場合→8ヶ月〜11ヶ月

アウトプット中心の勉強を心がけましょう。

  • 動画学習やテキストを読むインプット学習・・・75時間〜105時間
  • 問題集や過去問、仕訳を解くアウトプット学習・・・175時間〜245時間

行き詰まったり、心が折れそうな時もあると思いますがそういう時こそ基本に立ち戻ることが重要です。

試験当日は、しっかり忘れ物がないように準備し体調も万全にして臨んでくださいね。

ABOUT ME
Tatsuo
日商簿記2級合格、FP3級所持しています。