日商簿記2級を独学で勉強しようと思ってるけど
難しいので独学では無理なのかな?
どれくらい時間がかかる?
このような疑問を持たれる方もいると思います。
独学はうまくいけばお金がかからない勉強法ですが、実情としては厳しい面もあります。
独学での合格での難しさについてお伝えできればと思います。
この記事を書いている私は、2022年6月に日商簿記2級を受験。
88点で合格しました。
ちなみに、私の日商簿記2級の勉強方法は、市販本とアプリ、オンライン講座です。
日商簿記2級の独学でよくある失敗例
日商簿記2級は幅広い世代に人気があり、毎年50万人近くが受験する有名資格です。
資格取得できれば、転職や就職に有利だったり会社員であれば資格手当がもらえるケースがあります。
また業務で必要ということもあるでしょう。
ですので、日商簿記2級を学習しようとされる方は社会人の方が多く働きながら合格を目指す人もたくさんいます。
人気資格だからこそ、書店でもテキストがたくさん売られているため、独学革始める人も少なくありません。
しかし一度独学で始めてしまうと「ここまで一人で頑張ったから・・・」と独学での合格を目指すことにこだわり続けてしまう場合も多いです。
何回も不合格になってしまう
日商簿記2級はテキストや問題集の種類が豊富で、ネットでも情報収集がしやすいので、独学での勉強が始めやすい資格です。
しかし独学での勉強だと効率的に進めるのが難しいだけでなく、重要なポイントを理解したり、疑問点をしっかりと克服するのが難しいと言えます。
そのためテキストを読んで理解したつもりでも、いざ問題が解けなかったり、試験を受けてもなかなか点数が伸びない場合があります。
そうなると何度も落ちて続けると、もう無理と途中で挫折してしまう人も多いです。
通信講座を受講したほうが安く済む場合も
通信講座の価格を見て「高いから独学で頑張ろう」と考える人もいます。
確かに独学で合格したほうがテキストや問題集、受験料だけで済むため安くなります。
しかし、模試や本試験の受験回数が増えると通信講座を受けたほうが結果的に安かったという場合もあります。
また、何度も受験し落ち続けるとメンタル的にも勉強を継続することが難しくなります。
私自身も独学で5回落ちて、辛かったです・・・
資格取得は早いほうがいい
資格を受験しようと考えた場合、時間単価にも注意したほうがいいです。
仮に独学をすることで勉強時間が100時間増えるとなると、時給2,000円でその時間を残業などで働いたとすると、20万円相当になります。
お金は取り返すことはできますが、過ぎた時間は取り戻すことはできません。
また、日商簿記2級の合格で資格手当がもらえる会社などで働いている場合、合格まで2年多くかかってしまうと、仮に資格手当が5,000円の場合であれば5,000×24ヶ月=120,000円も損する計算になります。
日商簿記2級の合格で資格手当がある会社も多いです。
また就職や転職をお考えの方で日商簿記2級を保持していないため不採用となってしまう可能性もあります。
このように資格取得に時間がかかってしまうと目に見えない機会損失をしてしまうことになりかねません。
おすすめは、STUDYing(スタディング)です。
STUDYing(スタディング)は、他の簿記講座より安価です。
簿記2級合格コースであれば17,600円で受講できます。
合格に向けた勉強方法と勉強時間
勉強時間
独学で学習する場合の一般的な勉強時間は約250時間から約350時間です。
私の場合、独学で約390時間(9〜10ヶ月)程度かかりました。
通信・スクールなどを利用をした場合、200〜250時間で合格が目安です。
個人差はありますが、時間がかかる試験になります。
勉強方法
インプット・アウトプットの黄金比率は3:7が一番効率的と「アウトプット大全」という本に書いてあります。
インプット(テキストや動画学習)よりもアウトプットを中心の学習を心がけましょう。
基本中の基本である、仕訳ができるようになること、工業簿記を得点源にすることが合格への近道です。
日商簿記2級の独学合格は無理なのか?
ネット上やツイッターなどでは、「日商簿記2級に1ヶ月で合格しましたー!」や「日商簿記2級に2週間で合格した」といった報告が見られます。
そのため、独学での合格は可能です。
しかし、そう甘くない現実も理解しておいたほうがいいでしょう。
合格率は20%程度で約8割は落ちる
日商簿記2級の直近5回の統一試験の合格率は、20%程度と低くなっており、
回によっては8.6%ととても低くなっており8割〜9割程度の方が落ちる難関試験になります。
また、最近では日商簿記1級の範囲も2級に追加されたりと、今後もこのような改定は考えられるため難化傾向にあります。
試験を受けるのは独学者だけじゃない
合格率20%程度の中には、当然スクールや通信講座の受講生が含まれます。
スクールでは、プロの指導のため効率的にポイントを抑え学習してきている受験生が多いため、独学の場合、それらを自分自身で情報収集をしていかないといけないので大変です。
独学で勉強するのは避けたほうがいい?
基本的に、経理の実務をやっているや簿記の学習経験・知識がある人以外は、独学はおすすめしません。
私自身、商業高校で簿記を授業で受けていたこともあり簿記の知識があったため独学で合格しましたが、それでもかなりの時間を要しました。
忙しい社会人の場合、時間も限られるため早期に合格するためにもスクールでプロから学ぶことをおすすめします。
まとめ
- 独学で合格は不可能ではない
- 独学で合格を目指す場合の勉強時間の目安は250〜350時間
- アウトプット中心の勉強で基本の仕訳と工業簿記を得点源に
日商簿記2級の独学は無理ではありませんが、学習時間が長引くことを考えた場合、結果として通信講座を受講したほうが安く済む場合があります。
効率的に学習し早めの合格を目指しましょう。
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