日商簿記ネット試験のレビューをします。
ぜひ最後までご覧ください。
今回は、2020年の12月から施行開始となった日商簿記3級ネット試験を受験してきましたのでその感想などを交えてついて詳しく解説します。
- 日商簿記3級の受験を考えられている方
- 日商簿記3級ネット試験の受験者の感想が知りたい方
- ペーパー試験(統一試験)とネット試験どちらで受けようか迷っている方
この記事を書いている私は、2022年6月に日商簿記2級を受験。
88点で合格しました。
ちなみに、私の日商簿記2級の勉強方法は、市販本とアプリ、オンライン講座です。
申込から前日まで
ネット試験の申込から前日までの流れについて解説します。
申込から前日まで
- 申込を行う
- 申込完了メールが届く
- 試験前日にメールが届く
こちらのサイトから申請手続きが可能です。会員登録をして、ログインし申込が可能です。再受験は、受験してから翌日に申込が可能なようです。
申込をすると、完了メールが届き、会場や時間などについてはそちらに書いてあります。
受験日の3日前まで受験日時の変更ができます。
前日に最終確認のメールが届きます。身分証などの持ち物を確認しておきましょう。
そして翌日の試験に備えて早めに就寝しましょう。
電卓と身分証明書を忘れないように!
試験当日
試験当日の流れについて解説します。
- 会場に到着
- 受付
- 試験開始
会場に到着すると、受付にて身分証の提示を求められます。
注意事項が書いている紙に署名し、PCへログインできるIDとパスワードを書いた紙をもらえます。
電卓と身分証明書以外の持ち込みはできないので、荷物はロッカーへ入れておきます。
PCルームへ入ると、所定の机にPCとA4用紙2枚、ペンと消しゴムが設置されています。(ペンと紙の配布方法は会場によって異なります)
私の場合は、試験開始時間が10時からでしたが、時間より前でも開始して良かったので自分の良いタイミングでログインして、試験開始ボタンを押せば試験スタートです。
リラックスして、集中して試験が受けられる準備が整ってから
開始ボタンを押しましょう。
ネット試験の詳細について
第1問 仕訳15問 (45点)
第2問 問1と問2で合計2題 (20点)
・補助簿の選択問題、記入問題
・勘定記入の問題
・理論問題の選択問題
・伝票会計の穴埋め問題
第3問 (35点)
・精算表
・財務諸表
第1問は、仕訳です。難易度は過去問よりも優しく感じました。
仕訳をやるときの勘定科目は、選択式のため、わざわざA4用紙に仕訳を書かなくてもPC上で仕訳した方が早いです。
第2問は、私が受験した時は理論問題の選択問題と伝票の穴埋め問題でしたが、
こちらは過去問よりも難しく感じました。
第3問は、私の場合は精算表でした。難易度は過去問と同程度かと思いました。
精算表でしたので、こちらも直接修正記入のところに金額を入れていきましたので、
紙はほとんど使いませんでした。
【日商簿記2級】ネット試験か統一試験どちらがおすすめか?合格率データで比較検証
受験した感想とメリット・デメリット
まずメリットですが、
やはり、試験結果が即座にわかるのはありがたいです。
試験後、合格発表までモヤモヤする期間がないだけでも充分メリットだと思います。
また、不合格の場合でも翌日からすぐに申込可能です。
統一試験の場合、定員オーバーで受験できないといったことがあるので、
自分の好きなタイミングで受験できるのは、有難いです。
後、思ったより紙を使用しなくても大丈夫でした。
第1問の仕訳はPC上で勘定科目が選択できるので時短になりますね。
次にデメリットは、
1つ目は、ペーパー試験(統一試験)よりも費用がかかる点です。
受験料のほかに事務手数料が550円別途かかります。
2つ目は、PC操作が全くできない方には厳しいと思う点です。
ネット試験なので最低限キーボード入力とマウス操作ができれば問題ないです。
メリット・デメリットを述べてきましたが、
3級の場合は、キーボード入力が可能ならネット試験で充分です。
簿記3級の勉強法については、以下の記事で紹介しておりますのでよろしければご参考ください。
【ネット試験に対応】日商簿記3級の勉強方法 必要な勉強時間からおすすめテキストまで紹介
まとめ
仕訳をやる際などは、PCの画面で入力してやるなどひと工夫は必要ですが、
メリット・デメリットを考慮しても、3級については、個人的にはキーボード入力が可能であればペーパー試験(統一試験)よりもネット試験をおすすめします。
いつでも好きなタイミングで受けられるのは最大のメリットですね。
ぜひ、ネット試験で日商簿記3級の合格を勝ち取っていただきたいです。