「通信制大学に編入したいけど、1年次入学とどっちがいいの?」「編入って実際どれくらいお得なの?」——そんな疑問を持っていませんか?
この記事では、通信制大学の編入制度について、仕組み・メリット・デメリット・おすすめ大学まで網羅的に解説します。
書いているのは、近畿大学通信教育部に1年次入学して4年で卒業したTatsuoです。僕自身は編入ではなく1年次入学を選びましたが、だからこそ見える「編入との違い」をリアルにお伝えできます。
これから通信制大学への入学を考えている方は、ぜひ最後まで読んで、自分に合ったルートを見つけてください。
通信制大学の編入とは?制度の基本を解説

通信制大学の編入とは、短大・専門学校・他大学で取得した単位を活かして、2年次・3年次・4年次から入学できる制度です。
通常の1年次入学では卒業まで最低4年かかりますが、編入を利用すれば最短1〜2年で大卒資格(学士号)を取得できる可能性があります。
編入の種類(2年次・3年次・4年次)
編入には主に3つの種類があり、それぞれ対象者と卒業までの年数が異なります。
- 2年次編入:大学1年修了相当(30単位前後)の方が対象。卒業まで約3年
- 3年次編入:短大卒・専門学校卒(2年以上)・大学2年修了相当(60〜62単位)の方が対象。卒業まで約2年
- 4年次編入:大学3年修了相当(90単位前後)・3年制専門学校卒の方が対象。卒業まで約1年
なかでも3年次編入がもっとも一般的で、短大や専門学校の卒業者に多く利用されています。
編入試験の特徴——ほとんどが書類選考のみ
通信制大学の編入試験は、通学制と比べてハードルが低いのが特徴です。多くの大学で書類選考のみ(志望理由書+成績証明書)で合否が決まります。
筆記試験や面接を課す大学はごく一部(慶應義塾大学や早稲田大学eスクールなど)に限られるため、「受験勉強が不安」という方でも挑戦しやすい制度です。
通信制大学に編入する5つのメリット



メリット①:最短2年で大卒資格が取れる
3年次編入なら、最短2年で学士号を取得できます。「もう一度4年間フルで学ぶのは難しい」という社会人にとって、在籍期間を短縮できるのは大きな魅力です。
メリット②:学費を大幅に節約できる
通信制大学はもともと通学制より学費が安い傾向にありますが、編入でさらに在籍年数を短くできるため、トータルコストをかなり抑えられます。
たとえば3年次編入で卒業まで40〜50万円程度に収まる大学も少なくありません。4年間フルだと80〜100万円かかるケースもあるので、差は歴然です。
メリット③:過去の学習を無駄にしない
「短大を出たけど大卒資格がほしい」「大学を中退して単位が残っている」——こうした過去の学びを活かせるのが編入の強みです。ゼロからやり直す必要がないため、精神的なハードルも下がります。
メリット④:働きながら無理なく両立できる
通信制大学はオンライン授業やレポート提出が中心なので、フルタイムで働きながらでも学べます。編入で在籍期間が短くなれば、「あと2年がんばろう」と具体的なゴールが見えるのでモチベーションも保ちやすいです。
メリット⑤:専門分野に集中して学べる
3年次・4年次からのスタートになるため、一般教養科目をスキップして専門科目に集中できます。「学びたい分野が明確」な方にとっては効率的です。
通信制大学に編入する4つのデメリット



デメリット①:自己管理が必須——挫折リスクがある
通信制大学の最大の壁は自己管理です。編入だと在籍期間が短い分、履修計画をしっかり立てないとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
僕は近大通信に1年次入学して4年で卒業しましたが、正直「もう無理かも」と思った瞬間は何度もありました。履修計画の立て方は事前にしっかり考えておくことをおすすめします。
デメリット②:専門科目が一気に押し寄せる
3年次編入の場合、いきなり専門科目や卒業研究に取り組むことになります。基礎をスキップしている分、最初は苦労することもあるかもしれません。
デメリット③:単位認定が思ったより少ないケースがある
前の学校で取った単位がすべて認められるとは限りません。大学ごとに認定上限や必修科目の扱いが異なるため、「想定より認定が少なくて2年で卒業できなかった」というケースもあります。出願前に必ず志望校に確認しましょう。
デメリット④:4年次編入は受け入れ大学が少ない
4年次編入を実施している通信制大学は限られています。最短1年で卒業できる可能性がある一方で、選択肢が狭く、卒業論文や必修科目の関係で1年では終わらないことも多いです。
【経験者視点】編入 vs 1年次入学——どっちを選ぶべき?



僕は近畿大学通信教育部に1年次入学して4年で卒業しました。「なぜ編入しなかったのか?」とよく聞かれますが、僕の場合は高卒からのスタートだったので、そもそも編入資格がなかったというのが正直なところです。
ただ、4年間通して感じたのは、1年次入学にも良さがあるということ。一般教養から体系的に学べるので基礎がしっかり身につきますし、時間的な余裕もあるためレポートに追われすぎずに済みます。
一方で、すでに短大や専門学校を卒業している方であれば、編入を選ばない理由はほぼありません。過去の単位を活かして時間もお金も節約できるからです。
判断基準をまとめると、こうなります。
- 高卒で基礎からしっかり学びたい → 1年次入学がおすすめ
- 短大卒・専門卒・大学中退で単位がある → 3年次編入が最適
- 大学3年修了相当の単位がある → 4年次編入を検討(ただし選択肢は限定的)
どちらのルートを選ぶにしても、まずは通信制大学卒業までのロードマップを確認して、全体像を把握しておくと安心です。
編入できるおすすめ通信制大学5選



ここでは、編入制度が充実していて社会人に人気の高い通信制大学を厳選して紹介します。
①産業能率大学 通信教育課程
経営・マネジメント系に強く、3年次編入の卒業率が約70〜80%と非常に高いのが特徴です。オンライン授業や在宅試験が充実しており、忙しい社会人でも卒業しやすい環境が整っています。学費は3年次編入で卒業まで約46万円〜。
②大手前大学 通信教育部
2年次・3年次・4年次すべての編入に対応している数少ない大学です。全科目オンラインで完結できるため通学不要。心理学コース(認定心理士)も人気があります。学費は年間約37万円。
③日本福祉大学 通信教育部
社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験合格率が高く、福祉系資格を目指す方に最適です。3年次・4年次編入に対応。学費は4年次編入で総額25万円前後と、コスパも優秀です。
④放送大学
国内最大級の通信制大学で、入学試験なし・誰でも学べるのが最大の特徴。2年次・3年次編入に対応しています。学費は1単位約11,000円で、全国に学習センターがあるためスクーリングにも参加しやすいです。
⑤近畿大学 通信教育部
僕が卒業した大学です。法学部の通信課程があり、2年次・3年次編入に対応しています。近大通信の学費は比較的リーズナブルで、図書館司書の資格も取得可能です。詳しくは近大通信の徹底解説もご覧ください。
通信制大学への編入を成功させる3つのコツ



コツ①:出願前に単位認定数を確認する
志望校の事務局に問い合わせて、自分の既修得単位がどれくらい認定されるかを事前に確認しましょう。「思ったより認定が少なかった」というのは編入で最もよくある失敗です。
コツ②:履修計画を入学前に立てておく
編入後は時間との勝負です。入学してから「何を履修しよう」と考えていては遅いので、入学前の段階で卒業までの履修計画を立てておくのがベストです。
僕が近大通信で実践した履修計画の立て方は、編入の方にも参考になるはずです。
コツ③:志望理由書は「なぜこの大学か」を具体的に
書類選考がメインの通信制大学では、志望理由書の完成度が合否を左右します。「なぜ通信制なのか」「なぜこの大学・学部なのか」「卒業後にどう活かすのか」——この3点を具体的に書きましょう。
編入に関するよくある質問(FAQ)



Q. 高卒でも編入できますか?
残念ながら、高卒のみでは編入資格を満たせません。まず短大や専門学校で単位を取得するか、放送大学の科目等履修生として単位を積み上げてから編入するルートがあります。高卒の方はまず1年次入学を検討するのがおすすめです。
Q. 働きながら2年で本当に卒業できますか?
可能ですが、計画的な履修管理が必須です。産業能率大学のように卒業率が高い大学を選ぶと、サポート体制も充実しているので安心です。平日1〜2時間+休日にまとめて学習するスタイルが現実的です。
Q. 通信制大学の編入って就職に不利ですか?
通信制でも通学制と同じ「学士号」が取得できます。履歴書上の区別はなく、大卒資格として認められます。むしろ「働きながら学んだ」という経験は、面接でアピールポイントになることもあります。
Q. 編入の出願時期はいつですか?
多くの通信制大学は4月入学(出願:12月〜2月頃)と10月入学(出願:6月〜8月頃)の年2回募集しています。大学によっては通年募集のところもあるので、志望校の公式サイトで最新情報をチェックしましょう。
まとめ:編入は「時間とお金を節約する最強ルート」



通信制大学への編入は、過去の学びを活かして最短2年・学費40〜50万円程度で大卒資格を取得できる、非常に効率的なルートです。
ただし、自己管理の難しさや単位認定の落とし穴もあるため、事前の情報収集と計画が重要になります。
僕のように1年次入学を選ぶケースもありますが、短大卒・専門卒・大学中退の方であれば、編入を積極的に検討する価値は十分にあります。
まずは通信制大学卒業ロードマップで全体像をつかんだうえで、自分に合った大学とルートを見つけてください。
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