簿記2級に何度も落ちて、「もうこの資格だけを追い続けるのがしんどい」と感じていませんか?
この記事は、合格するための勉強法の記事ではありません。簿記2級に苦戦しつつも、その前に近畿大学通信教育部で大卒資格を取ったことで「学びの選択肢」が広がった僕の体験談です。
合格のための具体的な勉強法は別記事(『簿記2級に何回も落ちる…どうすれば合格できるのか?』)にまとめているので、勉強法を立て直したい方はそちらをどうぞ。
この記事では、「簿記だけに追い詰められない学び直しの設計」を提案します。書いているのは、近畿大学通信教育部を4年で卒業した後、簿記2級に挑戦して合格したTatsuoです。
簿記2級が受からない辛さ、痛いほどわかります

簿記2級の合格率はおおよそ20〜30%。受験者の7〜8割が不合格になる試験です。つまり、落ちる方がむしろ「普通」と言ってもいい難関資格なのです。
それなのにSNSを開くと「一発合格しました!」という声ばかりが目に入り、自分だけが取り残されているような気持ちになりますよね。でも、実際には合格している人の裏に、何度も挑戦している人たちがたくさんいます。あなたが感じている苦しさは、決して「自分だけの弱さ」ではありません。
僕(Tatsuo)も、簿記2級には何度か苦戦しました。工業簿記が特に苦手で、仕事をしながらの勉強では思うように点数が伸びず、不合格の通知を受けるたびに「自分には向いていないのかもしれない」と落ち込みました。
もし今、あなたが何度も不合格になって心が折れそうな状態なら、メンタルが限界のときの対処法や、簿記2級に5回落ちた体験談もぜひ読んでみてください。「自分だけじゃない」と知るだけでも、少し気持ちが楽になるはずです。
自己紹介:僕は近大通信卒業後に簿記2級に挑戦しました



はじめに自己紹介をさせてください。僕は社会人になってから「学び直しをしたい」と考え、近畿大学通信教育部に進学しました。4年で卒業し、そのあとに簿記2級に挑戦したという順序で学んできました。
順序:社会人 → 近大通信で4年 → その後に簿記2級
僕の学び直しの順序は、「社会人として働きながら近畿大学通信教育部に入学 → 4年で卒業 → その後に簿記2級に挑戦」というものでした。よく「簿記を取ってから大学」というパターンもありますが、僕の場合は先に大卒資格を取りに行く道を選びました。働きながらの4年間は決して楽ではありませんでしたが、自分のペースで学びを続けられる通信制大学のおかげで、仕事と両立しながら卒業までたどり着けました。
大卒資格があっても、簿記は別物。何度か苦戦しました
「大学を卒業したのだから、簿記2級くらいは余裕だろう」──そう思っていた時期もありましたが、現実は甘くありませんでした。大学での学びと簿記の学びは、別物です。簿記2級は仕訳や原価計算など、独特のルールと計算テクニックを、限られた時間で正確に処理する力が問われる試験。大卒の教養があっても、簿記は簿記で地道な訓練が必要でした。
実際、僕も一発合格ではありませんでした。何度か苦戦しながら、ようやく合格にたどり着いたというのが正直なところです。だからこそ、今まさに簿記2級で苦しんでいる方の気持ちは痛いほどわかります。
「何回目で合格したか」より、「合格したあとどう活かすか」の方がずっと大事



簿記2級の勉強を続けていると、いつの間にか「何回目で合格できるか」にばかり意識が向いてしまいがちです。一発合格した人を見ては落ち込み、回を重ねるほど焦りが強くなる──その気持ちはよくわかります。
でも、実務の現場で問われるのは「何回目で受かったか」ではなく、「その知識をどう活かしているか」です。履歴書に書かれるのは「日商簿記2級」という5文字だけで、受験回数は書きません。採用担当者も、あなたが何回目で合格したかには興味がなく、合格したあとに何ができる人なのかを見ています。
だから、もし今あなたが何度目かの不合格で落ち込んでいるとしても、それはキャリアを台無しにするものではありません。合格ラインを越えた瞬間から、受験回数はほとんど意味を持たなくなります。意味を持つのは、そこから先の使い方だけです。
簿記の挫折で「視野が狭くなっている」かもしれない



何度も不合格が続くと、「簿記2級に受からないと、自分のキャリアは前に進めない」と思い込んでしまいがちです。でも、それは少し視野が狭くなっているかもしれません。資格はあくまでキャリアを支える手段のひとつであって、ゴールそのものではないからです。
僕自身、何度も不合格が続く中で「簿記だけが自分の道なのか?」と自問するようになりました。そこで気づいたのが、「社会人が学び直す方法は、資格以外にもある」ということでした。社会人のキャリアを広げる武器には、大きく分けて「資格」と「学位」という2つの柱があります。簿記にこだわって視野が狭くなっていると、もうひとつの武器の存在を見落としてしまうのです。
「自分は今、簿記2級だけを追いかけて、他の選択肢を見ないようにしていないか?」──一度そう自問してみてください。答えが「少しそうかも」なら、いったん簿記から視線を外して、学び直しの全体像を眺めてみる価値があります。
近大通信で身についた「自学の力」が簿記合格に活きた



結果的に、簿記2級に合格できたのは近大通信で4年間かけて身についた「自学の力」のおかげだったと感じています。通信制大学は誰かが手取り足取り教えてくれる環境ではなく、自分でスケジュールを立て、自分でテキストを読み込み、自分でレポートを書き上げる力が求められる場所です。
この「自分で学ぶ習慣」が身についたことで、簿記の過去問演習やテキスト精読にも、腰を据えて取り組めるようになりました。簿記の勉強も、基本的には自学自習です。テキストを読み、問題を解き、試験を受ける──このサイクルは、通信制大学で培った学習習慣がそのまま活きます。入学から卒業までの具体的な道のりは近大通信4年間の卒業ロードマップに、社会人がどのくらい勉強時間を確保しているかの目安は勉強時間の目安にまとめています。
もし学び直しの「順番」で迷っているなら、先に大卒資格という広い土台を作り、そのあとで専門資格に挑戦するというルートもひとつの選択肢です。土台があると、専門資格の勉強で煮詰まったときに「自分には学び続ける力がある」と思い出せるので、粘り強さが全然違ってきます。
もし「簿記だけ」にこだわらず、学びの選択肢を広げたいなら



簿記2級に何度も落ちて心がしんどい方へ。いまの努力は決して無駄ではありませんが、「この資格がないと自分には価値がない」と思い込んでしまっているなら、一度視野を広げてみるのも手です。
通信制大学は、働きながらでも自分のペースで大学の学位を取得できる現実的な選択肢です。学費も通学制と比べるとかなり抑えられますし、卒業すれば「大卒」という一生もののカードが手に入ります。費用感の詳細は近畿大学通信教育部の学費まとめで解説しています。
さらに、「簿記2級」という資格と「大卒」という学位を両方持つと、キャリアの選択肢は大きく広がります。「大卒以上」という条件の求人に応募できるようになるだけで、進める道が一段階広がる実感が僕にはありました。簿記2級を諦める必要はありません。ただ、「簿記2級だけが自分の価値を決める試験」と思わないこと。その視点の広さが、結果的に簿記合格も後押ししてくれます。
【体験談】社会人で大学卒業 → 簿記2級合格までの実際



僕の実際の時系列を簡単にまとめます。
- 社会人として働きながら、近畿大学通信教育部に入学
- 仕事と両立しながらレポート・科目試験・スクーリングをこなす
- 4年で卒業
- 卒業後、簿記2級に挑戦
- 何度か苦戦しながら、最終的に合格
大学を卒業してから簿記2級に挑戦する順序になったのは、たまたまですが、結果的にはこの順序でよかったと感じています。先に大卒資格を取っていたおかげで、簿記の勉強で壁にぶつかったときも「また長期戦を戦えばいい」と気持ちを切り替えられました。通信制大学を4年やり抜いた経験があると、「コツコツ続ければゴールにたどり着ける」という感覚が体にしみついているので、簿記の不合格で受けるダメージからの立ち直りも早くなります。
もしあなたが今、簿記2級だけを追いかけて視野が狭くなっているなら、「もう一つの学びの選択肢」として通信制大学を知っておくだけでも、精神的にずいぶん楽になるはずです。
まとめ:学びには順序がある。今のしんどさは無駄じゃない



簿記2級に何度も落ちて辛いと感じているなら、それは視野を広げるチャンスかもしれません。資格取得だけがキャリアアップの道ではありませんし、学び直しには「順序」という考え方もあります。僕の場合は、先に近大通信で大卒資格を取り、その後に簿記2級に挑戦するという順序で、回り道に見える道のりを歩んできました。
何度も挑戦できること自体が、あなたの強さの証拠です。どんなルートで学び直すかは人それぞれですが、少なくとも「簿記2級一本に絞らなくてもいい」という選択肢があることは知っておいてください。あなたの今の努力は、合格しても、仮に違う道を選んだとしても、決して無駄にはなりません。
「通信制大学に興味はあるけど、自分にできるか不安…」「簿記と大学、どちらに時間を使うべきか迷っている」という方は、お気軽にご相談ください。ブログではお伝えしきれない、社会人で学び直した当事者だからこそ話せる失敗談・時間の使い方・モチベーションの保ち方など、あなたの状況に合わせて具体的にアドバイスさせていただきます。一人で抱え込んで方向を見失う前に、一度だけでも「他の選択肢」を整理する時間を持つことは、きっと無駄になりません。
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『学び直しへの挑戦!社会人として近畿大学通信教育部法学部での日々』
このブログで発信している近大通信での4年間の体験を、1冊の本にまとめました。ブログ記事の再編集と追記が中心なので、ブログの熱心な読者の方には重複する内容もありますが、「Kindleで通しで読みたい」「著者を応援したい」「オフラインで読みたい」方におすすめです。
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