簿記2級 第2問「連結会計」は捨てる?捨て問の見極めと部分点戦略|5回落ちて88点合格

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結論:連結会計は「全部捨てる」のはおすすめしません。ただし、満点を狙う必要もありません。試験までの残り時間と他分野の得点状況を見て、基本仕訳・合算・相殺消去など、解ける設問で部分点を拾う戦略が現実的です。

私は簿記2級に5回落ちた後、2022年6月に88点で合格しました。この記事では、全捨てのリスクと、連結会計へかける時間を決める判断表、試験まで7日・14日・30日別の最低限プランを実体験から解説します。

先に押さえる3点
  • 日商簿記2級は70%以上が合格基準で、連結会計だけで合否が決まる試験ではない
  • 2026年度も連結会計は日本商工会議所の出題区分に含まれる
  • 固定で「5点・10点取れる」とは言えないため、公開サンプルで解ける設問を確認する

2026年度の確認:日本商工会議所によると、2026年度試験は2022年度適用の出題区分表が引き続き使われます。個別の出題や配点は保証されないため、最新の公式出題区分表公式サンプル問題を確認してください。

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目次

簿記2級の第2問連結会計は捨てるほど難しいのか?

簿記2級の第2問連結会計は捨てるほど難しいのか?

簿記2級の連結会計は「難しい」とよく言われます。確かに他の商業簿記の分野と比べると処理が複雑で、独学で学ぶにはハードルが高い部分もあります。しかし、実際の試験ではパターン化された問題が出題されるため、すべてを完璧に理解しなくても、要点を押さえれば得点を狙えます。以下では、連結会計が難しいと言われる理由や試験の出題傾向を分析し、本当に捨てるべきかどうかを考えていきます。

連結会計が難しいと言われる理由

連結会計が難しいと言われるのは、処理の手順が多いことが大きな理由です。通常の仕訳だけでなく、子会社の取り込み、内部取引の相殺、非支配株主持分の計算など、他の商業簿記にはない特有の処理が必要になります。

さらに、連結会計の概念は日常生活ではなじみがなく、イメージしづらいことも難易度を上げている要因です。ただし、すべての論点を深く理解する必要はなく、出題頻度の高い処理に絞って学習すれば、効率よく得点することが可能です。

難しく感じるのは、何から手をつければいいのか分からない状態だからであり、学習のポイントを押さえればハードルは下がります。

実際の試験問題を分析

簿記2級の試験で出題される連結会計の問題は、基本的な計算を問うものが中心です。たとえば「親会社と子会社の合算」「内部取引の消去」「非支配株主持分の計算」など、出題パターンはある程度決まっています。そのため、公開サンプルや予想問題を繰り返すことで、解ける設問を増やせます

また、最近の試験では連結会計が必ずしも出るわけではなく、他の分野が出題されることもあります。つまり、苦手意識を持ちすぎず、最低限の対策をしておけば、他分野に依存しすぎるリスクを下げられるということです。

「連結会計が難しい」というのは勘違い

連結会計が難しく感じるのは、全範囲を完璧に理解しようとするからです。確かに、すべてを細かく理解しようとすると時間がかかりますが、試験で問われるのはごく一部です。たとえば「基本的な仕訳」「相殺消去」「財務諸表の作成手順」など、決まった論点を押さえるだけでも得点できます。

また、基本的な設問で部分点を拾える可能性がありますなので、苦手だからといって完全に捨てるのはもったいないのです。「難しい」と感じる原因が、手順の理解不足や演習不足にある場合もあります。無理なく部分点を取る戦略を立てることで、合格に近づくことができます。

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簿記2級に合格するために連結会計の対策は必要

簿記2級に合格するために連結会計の対策は必要

簿記2級の受験生にとって、連結会計は「捨てるべきか」「対策するべきか」の判断が難しい分野です。連結を完全に捨てても合格は可能ですが、完全に捨てるのはリスクが高いです。逆に、最小限のポイントを押さえておけば、得点機会を残せます。以下では、連結を全く勉強しない場合のリスクと、部分的に対策するメリットについて解説します。

連結を全捨てしても合格は可能

連結会計を完全に捨てても簿記2級には合格できます。ただし、他の問題で確実に70点以上取る必要があり、リスクが高いのが実情です。簿記2級の試験は100点満点中70点で合格となりますが、連結会計が含まれる連結会計が出題されたときに解答できなければ、そのぶん得点機会を失います。これを完全に捨てると、他の分野で満点近く取らなければならず、思わぬ難問に当たった場合の影響が大きくなります。

実際に「工業簿記が予想以上に難しかった」「商業簿記の仕訳問題で失点した」といった理由で、あと数点足りずに不合格となるケースも多いです。リスクを分散する意味でも、完全に捨てるより、最低限の対策をしておいた方が安全です。

連結を部分的に対策するメリット

連結会計は、すべてを理解する必要はありませんが、ポイントを押さえておくだけで試験本番の得点を底上げできます連結の問題はある程度パターンが決まっており、基本的な仕訳や合算処理を練習すると、解ける設問を見つけやすくなります。配点は問題ごとに異なるため、固定点を保証するものではありません。たとえば、親会社と子会社の合算、内部取引の相殺消去、非支配株主持分の計算など、出題頻度の高い項目に絞って学習すれば、短期間の対策でも十分に戦えます

また、過去問を見ても、全く手をつけていないと解けない問題でも、少し知識があれば部分点をもらえる問題が多いのが特徴です。試験の合格率を上げるためにも、最低限の連結対策はやっておくべきでしょう。

完全に捨てずに最低限の対策をすべき

簿記2級に合格するためには、連結会計を完全に捨てるのではなく、最低限の部分だけ対策するのが賢い戦略です。確かに、連結は初見では難しく感じますが、基本のルールを理解すれば、短時間で点を取れるようになります。たとえば、連結の問題が10点分出題された場合、その半分でも取れれば合格ラインに大きく近づきやすいです

逆に、すべてを捨てると、他の分野で満点に近い得点を取る必要があり、合格の難易度が上がってしまいます。試験の出題傾向を考えれば、完全に捨てるよりも、少しでも得点できる部分を作っておいた方が確実に有利です。合格を目指すなら、連結会計を完全に捨てるのではなく、効率よく学習することをおすすめします。

簿記2級第2問連結会計を効率よく攻略する方法

簿記2級第2問連結会計を効率よく攻略する方法

簿記2級の連結会計は「難しい」と敬遠されがちですが、実は必要最低限の知識だけで得点できるコスパの良い分野です。すべてを完璧に理解する必要はなく、ポイントを絞って学習すれば、短時間の勉強でも合格ラインに届きます。以下では、効率的に連結会計を学ぶ3ステップと、最小限の努力で得点を狙う方法について解説します。「とにかく合格したい」「連結会計に時間をかけたくない」という人は、ぜひ実践してみてください。

3ステップでコスパよく学ぶ

STEP
仕組みをざっくり理解する

まずは連結会計の基本を押さえます。「連結とは何か」「なぜ必要なのか」を簡単に学ぶだけで、問題の解き方がイメージしやすくなります。

STEP
頻出パターンに絞って対策

連結会計の出題範囲は広いですが、基礎問題には繰り返し練習できる定番パターンがあります「親子会社の財務諸表の合算」「内部取引の相殺消去」「非支配株主持分」の3つを重点的に対策すれば、最短で得点力が身につきます。

STEP
部分点狙いで試験に挑む

簿記2級は70点で合格ですが、連結会計が出る第2問を全問正解する必要はありません。配点は問題ごとに異なります。基本的な仕訳や合算処理から解ける設問を増やす意識を持ちましょう。

最小限の努力で得点を狙う方法

「連結会計は捨てる」と決めてしまうのはもったいないです。なぜなら、最低限の対策で得点しやすいからです。たとえば、試験では「子会社の財務諸表を親会社と合算する問題」や「内部取引の相殺」など、基本的な処理はパターン練習がしやすい分野です。

対策としては、「解ける問題」と「捨てる問題」を明確にすることが重要です。すべてを理解しようとするのではなく、簡単な仕訳や計算問題を優先し、複雑な問題を後回しにする判断を持つことで、限られた時間を基本問題へ回せます。

短時間で連結会計を攻略したいなら、まずは頻出パターンの仕訳を5〜10問解いてみることから始めましょう。それだけで「取れる点」と「捨てる点」がはっきりし、合格に必要な学習量がグッと減ります。

もし独学で連結会計の対策が難しいと感じている場合、下記の記事を参考にしてみてください。

簿記2級の連結会計を捨てるか迷ったときの判断表

結論から言うと、連結会計の全捨ては最後の手段です。判断するときは、苦手意識ではなく「直近の模試得点」「試験までの日数」「他分野の安定度」の3点で決めます。

日本商工会議所の現行案内では、簿記2級は商業簿記・工業簿記から5題以内、試験時間90分、70%以上が合格基準です。個別問題の採点内容は公表されていないため、以下は公式配点ではなく、学習の優先順位を決めるための目安です。最新条件は日本商工会議所の試験科目・注意事項を確認してください。

直近の状態判断今やること
模試が60点未満全捨てしない他分野の基礎を優先しつつ、連結は仕訳の流れと基本的な相殺消去を毎日1題だけ解く
模試が60〜69点最低限対策投資と資本、債権債務・取引高の相殺消去を反復し、部分点を取れる状態にする
模試で70点以上が安定深追いしない基礎パターンを維持し、連結の難問より他分野のケアレスミス対策を優先する

「難しいから捨てる」ではなく、合格点まで何点足りないかから逆算してください。60点台なら、連結で数点拾えるだけでも選択肢が増えます。

70点を確保する得点シナリオ

連結会計が出題された場合に、そこで何点を目標にするかによって、その他の分野で必要な得点が変わります。下表は100点満点・70点合格を前提にした単純な学習シミュレーションで、実際の出題や採点を保証するものではありません。

連結で取る目標その他で必要な得点考え方
0点70点他分野の失点を連結で補えず、余裕がない
4点66点基本仕訳や転記で拾う最低ライン
8点62点他分野の小さなミスを補いやすい
10点60点基礎パターンを安定して解ける人の目標

私なら、連結を得意科目にする前にまず4〜8点を拾う設計にします。満点対策より、全体で70点を超える組み合わせを作る方が現実的です。

試験まで7日・14日・30日別の最低限学習プラン

残り日数学習上の目標優先する内容やらないこと
7日4〜6点を拾う連結の手順、投資と資本の相殺消去、債権債務・取引高の相殺消去を反復新しい教材への乗り換え、難問への長時間の深入り
14日6〜10点を狙う7日プランに非支配株主持分と未実現利益を加え、時間を測って総合問題を3回解説を読むだけで終えること
30日8〜12点を狙う基礎論点を一巡し、総合問題→誤答分析→解き直しを週単位で繰り返す正解した問題だけを繰り返すこと

残り7日なら、理解を広げるより解く順番を固定することが重要です。残り30日ある場合も、教材を増やさず、同じ問題を「自力で再現できるか」で判断してください。

第2問で最低限取るために優先する論点

優先度論点できる状態
A連結処理の全体順序合算→相殺消去→修正→連結財務諸表への転記を説明できる
A投資と資本の相殺消去基本形の仕訳を見ずに再現できる
A債権債務・取引高の相殺消去対応する勘定科目の組み合わせを迷わず選べる
B非支配株主持分どの金額に持分割合を掛けるか判断できる
B未実現利益内部取引と期末在庫から必要な修正を判断できる
B連結精算表への転記仕訳後の金額を該当欄へ正しく移せる

まず優先度Aを固め、時間が残ったらBへ進みます。最新の出題例は日本商工会議所の簿記サンプル問題でも確認できます。

不合格だった場合の次の一手

  1. 24時間以内に失点原因を書く:知識不足、解く順番、時間不足、計算ミスの4つに分類する
  2. 間違えた問題だけ解き直す:テキストを最初から読み直さず、原因になった論点へ戻る
  3. 7日後に同形式を再テストする:答えの暗記ではなく、手順を説明しながら解けるか確認する
  4. 模試で70点以上を続けて取ってから次回日程を決める:焦って受験回数だけを増やさない

不合格は「向いていない」という判定ではなく、得点設計を修正する材料です。私自身も5回落ちたあとに勉強方法を変え、88点で合格しました。立て直し方は簿記2級に5回落ちた体験記事で詳しくまとめています。

簿記2級第2問連結会計を捨てる場合のリスク

簿記2級第2問連結会計を捨てる場合のリスク

簿記2級の試験勉強で、「連結会計を捨てるべきか?」と悩む人は多いでしょう。確かに難しい分野ですが、まったく手をつけないのは危険です。連結会計は2026年度も公式の出題区分に含まれ、公開サンプルで出題形式を確認できるからです。以下では、連結会計を捨てた場合に起こりうるリスクを解説します。他分野だけに依存しすぎないため、最低限の対策をする意味を確認しましょう。

合格率が大きく下がる可能性

簿記2級の試験では、70点以上を取らなければなりません。個別問題の採点内容は公表されていませんが、連結会計が出題されたときに完全に捨てると、そのぶん得点機会を失います。

連結を捨てる場合、残りの問題でほぼノーミスを目指さなければなりません。しかし、試験本番では予想外のミスや難問に当たることもあります。リスクを考えると、連結の基礎だけでも対策する方が安全です。

「連結は捨てたけど、あと数点足りずに不合格だった…」というケースも多いです。逆に、連結会計で少しでも点を稼いだ人は、他の問題で失点してもカバーできる可能性が高まります。

時間をかけすぎる必要はありませんが、連結の基本だけでも押さえておけば、得点機会を残せるでしょう。

出題傾向の変化

数年前までは「連結は捨てても大丈夫」と言われることもありました。しかし、次回の出題内容は事前に断定できず、日本商工会議所の公開サンプルには連結会計を扱う問題も含まれるため、完全に無視するのはリスクがあります。

簿記2級の試験は、実務に即した内容へと変わりつつあります。統一試験・ネット試験とも次回の出題は断定できません。そのため、「今回は出ない」と決めつけず、基礎だけは答えられる状態にしておく方が安全です。

過去問を見ると、連結会計の出題は「基本的な修正仕訳」「親子会社の資本合算」「内部取引の相殺」といったパターンが決まっていることが分かります。つまり、全部を完璧に理解しなくても、最低限の対策で部分点を取ることが可能です。

試験の流れを考えると、連結会計を捨てるよりもポイントを絞って学習し、最低限の得点を狙うほうが圧倒的に有利です。

まとめ:「簿記2級合格のカギは、第2問連結会計を「捨てる」のではなく「活かす」こと」

まとめ:「簿記2級合格のカギは、第2問連結会計を「捨てる」のではなく「活かす」こと」

簿記2級の合格を目指すなら、連結会計を「完全に捨てる」という選択はリスクが大きいです。確かに難しく感じる分野ですが、実はポイントを押さえれば短時間で得点源にできます。

連結会計の基礎を理解すると、公開サンプルの中で解ける設問を増やせます。とくに、親会社と子会社の資本合算や内部取引の消去といった基本的な仕訳ができれば、部分点を積み重ねることができます。一方で、連結を完全に捨てると、他の問題で高得点を狙わなければならず、合格のハードルが上がります。

最短で合格したいなら、連結会計を「必要最低限」学習し、効率よく得点することが重要です。難しく考えすぎず、シンプルな仕訳から取り組みましょう。

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この記事を書いた人

近畿大学通信教育部を働きながら卒業した社会人ブロガー。現在は会社員+副業Webライター。日商簿記2級・FP2級。通信制大学のリアル、簿記、副業の体験を実体験ベースで発信中。

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