「通信制大学に入学したいけど、ちゃんと卒業できるか不安…」「卒業しやすい通信制大学ってどこなの?」
こんな悩みを抱えていませんか?通信制大学の平均卒業率はわずか10%前後。つまり、10人に9人が卒業できていないという厳しい現実があります。
この記事では、通信制大学の卒業率ランキングだけでなく、近畿大学通信教育部を4年で卒業した筆者Tatsuoが「卒業しやすさの本当の基準」を体験談とともに解説します。ネット上の多くの記事はリサーチベースの情報ですが、本記事は実際に通信制大学を卒業した経験から「数字だけでは見えない卒業しやすさのポイント」をお伝えします。
通信制大学の卒業率が低い3つの理由

通信制大学は入学試験がなく、学びたい意欲があれば誰でも入学できます。しかし、文部科学省のデータによると平均卒業率は約10%。なぜこれほど卒業が難しいのでしょうか。
理由①:モチベーションの維持が難しい
通信制大学の最大の敵は「孤独」です。通学制のように毎日キャンパスに通う必要がないため、自分を律する力が求められます。
私自身、近大通信で学んでいた4年間、何度もモチベーションが下がった時期がありました。特に入学から半年ほど経った頃が一番危険で、「このまま続けられるのだろうか」と不安になったことを覚えています。乗り越えられたのは、明確な目標(4年で卒業して大卒資格を取る)を紙に書いて毎日見える場所に貼っていたからです。
理由②:スクーリングの日程調整が大変
多くの通信制大学では、スクーリング(対面授業)が卒業要件に含まれています。社会人にとって、決められた日程に大学へ通うのは大きな負担です。
近大通信の場合、スクーリングは主に夏期と夜間に開催されていました。私は仕事をしながら通っていたので、夏期スクーリングのために有休を取る必要があり、職場との調整に苦労しました。ただし近年はメディア授業(オンライン)でスクーリング単位を代替できる大学が増えており、この点は大幅に改善されています。
▶ 関連記事:近大通信のスクーリング完全ガイド
理由③:レポートと試験のハードルが高い
通信制大学では、授業に出席するだけでは単位を取得できません。レポート提出と科目終末試験の両方に合格する必要があります。
近大通信では、1科目につきレポートを提出し、合格した上で試験を受ける流れでした。レポートは2,000字程度のものが多く、参考文献を読み込んで自分の言葉でまとめる力が求められます。最初のレポートは何度も書き直して3週間かかりましたが、コツをつかめば1週間程度で書けるようになりました。
▶ 関連記事:通信制大学の勉強時間はどのくらい?近大通信卒業生が解説
【卒業生が教える】卒業しやすい通信制大学の5つの基準



ネット上の多くの記事では「卒業率が高い=卒業しやすい」と紹介されています。もちろん卒業率は重要な指標ですが、実際に通信制大学を卒業した私から見ると、数字だけでは見えない「本当の卒業しやすさ」があります。
基準①:オンライン完結度の高さ
2024年以降、通信制大学のオンライン化は急速に進んでいます。スクーリングなしで卒業できる大学や、メディア授業でスクーリング単位を代替できる大学を選ぶと、仕事や家庭との両立がぐっと楽になります。
私が近大通信に在学していた当時もメディア授業は利用可能でしたが、現在はさらに充実しています。スクーリングに通う時間と交通費を節約できるメディア授業は、社会人学生にとって最大の味方です。
▶ 関連記事:近大通信のメディア授業を徹底解説
基準②:サポート体制の充実度
通信制大学では自宅学習が基本のため、わからないことがあったときに質問できる環境があるかどうかが非常に重要です。担任制度やキャンパスアドバイザー、チャットでの質問対応など、サポート体制は大学によって大きく異なります。
近大通信では、ポータルサイトを通じて教員に質問できる仕組みがありました。また、同じ学生同士の交流もモチベーション維持に大きく役立ちました。「一人で学ぶ」のではなく「仲間と一緒に学ぶ」感覚が持てる環境は、卒業への大きな後押しになります。
基準③:学費の総額と支払いやすさ
学費が高すぎると経済的なプレッシャーから「元を取らなきゃ」という焦りが生まれ、逆にストレスになることがあります。一方で、学費が安すぎると「まあいいか」と辞めやすくなる面もあります。
近大通信の学費は4年間で約70万円と、通信制大学の中でもリーズナブルな部類です。年間の授業料が約18万円で、これは月額に換算すると約1.5万円。社会人にとって無理のない金額だったことが、4年間続けられた理由の一つです。
▶ 関連記事:近大通信の学費と卒業率を詳しく解説
基準④:卒業論文・卒業研究の有無
卒業論文が必須の大学は、最後の最後でつまずくリスクがあります。大卒資格の取得が主な目的であれば、卒業論文が不要な大学を選ぶのも賢い選択です。
ただし注意点もあります。卒業論文に取り組むことで得られる「調べて・考えて・まとめる」力は社会で大いに役立ちます。私は近大通信で卒業論文に取り組みましたが、このプロセスで身につけた論理的思考力は今の仕事にも活きています。
基準⑤:自分の興味・目的との一致
これは多くのランキング記事では触れられていないポイントですが、実は最も重要な基準です。いくら卒業率が高い大学でも、自分が学びたい内容でなければモチベーションは続きません。
私の場合、近大通信の法学部で学びましたが、法律という分野に興味があったからこそ、難しいレポートにも粘り強く取り組めました。「なんとなく大卒が欲しいから」ではなく、「この分野を学びたい」という明確な動機がある大学を選ぶことを強くおすすめします。
卒業しやすい通信制大学ランキング7選【卒業率比較】



ここからは、公表されている卒業率や学習環境をもとに、卒業しやすい通信制大学をランキング形式でご紹介します。なお、卒業率の算出方法は大学によって異なるため、あくまで参考値としてご覧ください。
第1位:サイバー大学(卒業率75%以上)
完全オンラインで通学一切不要のインターネット大学です。ソフトバンクグループが運営しており、IT・ビジネス系の科目が充実しています。専用アプリで授業動画をダウンロードすれば、オフラインでも学習が可能。学費は履修する単位数に応じた従量制で、4年間の目安は約290万円です。
卒業率の高さの秘訣は、完全オンライン対応による学習の継続しやすさと、手厚い学習サポート体制にあります。IT業界でのキャリアアップを目指す方に特におすすめです。
第2位:人間総合科学大学 通信教育課程(卒業率72.2%)
通学不要で卒業が可能な大学です。最大の特徴は担任制度。入学時から学生一人ひとりに担任教員がつき、マンツーマンでサポートしてくれます。わかりやすいオリジナルテキストも卒業率の高さに貢献しています。
「こころ」「からだ」「環境・社会」の側面から人間を総合的に学ぶカリキュラムが特徴で、心理学や健康科学に興味がある方に向いています。
第3位:産業能率大学/自由が丘産能短期大学(卒業率65%以上)
学費の安さと卒業しやすさの両方で人気の高い通信制大学です。テキストの持ち込みが可能な科目試験が多いことが特徴で、暗記に頼らず理解を深めながら単位を取得できます。
3年次編入の場合、最大80単位が認定されるため、実質2年間で卒業を目指せます。短大課程もあるため、高卒の方はまず短大卒業を目指し、その後大学に編入するステップアップ方式も可能です。4年間の学費は約84万円と非常にリーズナブルです。
第4位:早稲田大学 e-スクール(卒業率約60%)
通信制大学の中で最も知名度が高い選択肢の一つです。入学時に面接試験があるため入学者が厳選されていること、少人数制(30名程度のクラス)で教育コーチが手厚くサポートしてくれることが、高い卒業率の理由です。
ただし4年間の学費は約350〜450万円と、通信制大学としてはかなり高額です。「早稲田卒」のブランド価値を重視する方、大学院への進学を考えている方に向いています。
第5位:東京未来大学 通信教育課程(卒業率55.2%)
独自の「2セメスター・8ターム制」を採用しており、約1ヶ月の短期集中で最大2科目を履修するシステムが特徴です。ダラダラと学習が長引くことを防ぎ、効率的に単位を取得できます。単位修得率は85%以上という高い水準を誇ります。
専任のキャンパスアドバイザー(CA)が入学から卒業後までサポートしてくれる制度も安心感があります。こども心理学やモチベーション行動科学に興味がある方に特におすすめです。
第6位:大手前大学 通信教育課程(卒業率57.1%)
必修科目なしという珍しいカリキュラムが特徴です。自分の興味のある科目だけを選んで卒業を目指せるため、学習のモチベーションを維持しやすい環境が整っています。完全オンラインで卒業が可能で、3ヶ月を1クールとする柔軟な学習計画が組めます。
日本語教師の資格取得を目指せるコースや、看護学士を取得できるプログラムもあり、具体的な資格取得目標がある方にも対応しています。
第7位:近畿大学 通信教育部(卒業率非公開・筆者4年で卒業)
私が実際に4年で卒業した近畿大学通信教育部です。卒業率は公式には非公開ですが、法学部と短期大学部の2つの課程があり、法律・商業・経済などを学べます。
近大通信の最大の魅力は、4年間の学費が約70万円という圧倒的なコストパフォーマンスです。メディア授業の活用でスクーリングの負担も軽減可能。テキストは専門的で歯ごたえがありますが、その分しっかりとした学力が身につきます。
正直に言えば「最も卒業しやすい大学」とは言い切れません。レポートの質は求められますし、試験も決して簡単ではありません。しかし、コスパ良く「本物の学び」を得たい社会人にはベストな選択肢の一つです。
▶ 関連記事:近大通信を4年で卒業するロードマップ
通信制大学の卒業率比較表
| 大学名 | 卒業率 | 4年間学費目安 | 通学の必要性 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| サイバー大学 | 75%以上 | 約290万円 | なし(完全オンライン) | IT特化・アプリ学習 |
| 人間総合科学大学 | 72.2% | 約100万円 | なし | 担任制・マンツーマン |
| 産業能率大学 | 65%以上 | 約84万円 | あり(ネット代替可) | テキスト持込試験 |
| 早稲田大学 e-スクール | 約60% | 約350〜450万円 | 最小限 | 知名度・少人数制 |
| 大手前大学 | 57.1% | 約142万円 | なし(完全オンライン) | 必修科目なし |
| 東京未来大学 | 55.2% | 約100万円 | あり(一部オンライン) | 短期集中・CA制度 |
| 近畿大学 | 非公開 | 約70万円 | あり(メディア授業で代替可) | コスパ抜群・本格的な学び |
【体験談】近大通信を4年で卒業できた理由



ここからは、私が近畿大学通信教育部を4年間で卒業できた具体的な理由と、その中で感じたリアルな経験をお伝えします。
入学のきっかけと目標設定
私が近大通信に入学したのは、社会人として働きながら大卒資格を取得したかったからです。「4年で必ず卒業する」と決意し、逆算して年間の履修計画を立てました。
入学前に近大通信の卒業に必要な単位数(124単位)を確認し、1年あたり31単位、1ヶ月あたり約2〜3科目のペースでレポートを提出する計画を立てました。この「逆算思考」が卒業への第一歩でした。
仕事との両立で工夫したこと
社会人学生にとって最大の課題は時間の確保です。私は以下のようなルーティンで学習時間を確保していました。
平日は朝の通勤時間(約30分)でテキストを読み、帰宅後に1〜2時間レポート作成に充てました。休日は午前中の3〜4時間を集中学習の時間として確保。週あたり合計10〜15時間程度の学習時間でした。
大切なのは「毎日少しでもテキストに触れる」こと。1日でもサボると、翌日はさらにやる気がなくなります。通勤中にテキストを読むだけでも「今日も勉強した」という感覚が得られ、モチベーション維持につながりました。
▶ 関連記事:通信制大学と仕事の両立方法を徹底解説
メディア授業の活用がカギだった
近大通信では、一部のスクーリング科目をメディア授業(オンライン)で代替できます。これを最大限活用したことが、4年で卒業できた大きな要因です。
メディア授業なら自宅で好きな時間に受講できるため、仕事の繁忙期でも学習を止めずに済みました。動画は繰り返し視聴できるので、理解が不十分な箇所を何度も確認できる点も大きなメリットでした。
▶ 関連記事:メディア授業の受け方と攻略法
挫折しかけた瞬間と乗り越え方
順調に見える4年間でしたが、実際には何度も挫折しかけました。特に辛かったのは、レポートが不合格になって再提出を求められたときです。仕事で疲れている中、一度書いたレポートを書き直す作業は精神的にかなり堪えました。
そんなときに助けになったのは、同じ近大通信で学ぶ仲間の存在です。SNSでつながった学友と情報交換をしたり、励まし合ったりすることで、「自分だけじゃない」と思えました。通信制大学は孤独になりがちですが、意識的に仲間とつながる努力をすることが卒業への近道です。
通信制大学を卒業するための実践的な5つのコツ



4年で卒業した経験から、通信制大学を卒業するために本当に効果のあったコツをお伝えします。
コツ①:卒業までの逆算スケジュールを作る
入学したらまず、卒業までに必要な単位数を把握し、年間・月間の履修計画を立てましょう。ざっくりでも構いません。「1年目に30単位、2年目に32単位…」と目標を設定するだけで、日々の学習に目的意識が生まれます。
コツ②:レポートは「完璧」より「提出」を優先する
通信制大学でありがちな失敗は、レポートの完成度にこだわりすぎて提出が遅れること。まずは提出することを最優先にしましょう。不合格なら再提出すればいいのです。提出しなければ0点ですが、不合格でもフィードバックをもらえます。
コツ③:スキマ時間を味方につける
まとまった時間が取れない社会人こそ、スキマ時間の活用が重要です。通勤中、昼休み、就寝前の15分など、細切れの時間でもテキストを読んだり、メディア授業の動画を視聴したりできます。1日30分の積み重ねでも、1ヶ月で15時間、1年で180時間になります。
コツ④:仲間をつくる
SNSや大学のコミュニティを活用して、同じ通信制大学で学ぶ仲間を見つけましょう。学習の進捗を報告し合ったり、レポートの書き方について情報交換したりすることで、孤独感が大幅に軽減されます。
コツ⑤:メディア授業やオンラインを最大限活用する
スクーリングに通う時間と費用を節約するために、メディア授業やオンライン試験を積極的に活用しましょう。近年の通信制大学はオンライン環境が急速に整備されており、自宅にいながら多くの学習を完結できます。
通信制大学の選び方チェックリスト
最後に、通信制大学を選ぶ際に確認すべきポイントをまとめます。卒業率だけでなく、以下の項目を総合的にチェックして自分に合った大学を選びましょう。
学習環境について:完全オンラインで卒業可能か、スクーリングの頻度と会場はどこか、メディア授業でスクーリング単位を代替できるか、試験はオンラインで受験可能か、という点を確認しましょう。
カリキュラムについて:自分が学びたい分野の学部・学科があるか、必修科目の数はどの程度か、卒業論文は必須か選択か、取得できる資格や免許は何か、をチェックしてください。
サポート体制について:担任制度やアドバイザー制度はあるか、質問対応の方法と返答スピードはどうか、学生同士の交流の場はあるか、就職サポートはあるか、を確認しましょう。
費用について:4年間の総額はいくらか、教材費やスクーリング費用は別途必要か、奨学金や教育訓練給付金は利用可能か、をしっかり確認することが大切です。
近大通信に興味がある方へ|Tatsuoの個別相談
この記事を読んで、近畿大学通信教育部に興味を持った方、または通信制大学選びで迷っている方は、ぜひ私Tatsuoの個別相談をご利用ください。
近大通信を4年で卒業した経験をもとに、履修計画の立て方、レポートの書き方のコツ、スクーリングやメディア授業の活用法など、卒業生だからこそ伝えられるリアルなアドバイスをお伝えします。
「入学前に聞いておきたいこと」「学習の進め方に不安がある」など、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
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まとめ:卒業しやすい通信制大学は「自分に合う大学」



通信制大学の卒業しやすさは、卒業率だけでは測れません。オンライン環境、サポート体制、学費、カリキュラムの柔軟性、そして何より自分が学びたい内容かどうかが重要です。
私が近大通信を4年で卒業できたのは、「法律を学びたい」という明確な目的があったこと、コスパの良い学費で経済的な負担が少なかったこと、そしてメディア授業を活用して仕事と両立できたことが大きな理由です。
通信制大学の卒業は決して簡単ではありません。しかし、正しい大学選びと計画的な学習があれば、社会人でも十分に卒業が可能です。この記事が、あなたの通信制大学選びの参考になれば幸いです。
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